確定申告をしないといけない!?~雑所得内の損益通算~
給与所得者の方で、ブログやアフィリエイトを含む副業をされている人は、一度は確定申告をすべきかどうか悩んだことがあるのではないでしょうか。
実を言うと私もその一人。
今年副業とFXをはじめて、それなりに利益が出ているので、はじめての確定申告をすべきかどうか迷っていたんです。
ただ、これからFXで爆益!みたいなことがなければ、しなくても良いラインに落ち着くはずなので、今のところしない予定です。
同じように悩む人は多いんじゃないかなぁと、私の事例を基に、今回は真面目にお伝えします。
私は税理士免許は持っていませんが、毎年仕事関連でお客さんの確定申告を税理士の独占業務に触れない範囲で、領収書を整理してまとめて、仮で計算して、最後チェックしてはんこ押してもらう直前まで整えているので、だいたいの流れは叩き込まれています。
そこまで整えられたものをチェックして、はんこ押すだけで数万円の報酬をもらう税理士さんと、完全にボランティアな私。
もちろん、売った後もちゃんとアフターフォローすることで、ハルちゃんに任せたら安心だよと新たなお客さんを紹介してもらえたり、また買ってもらえたりはするんですが、
どの世の中も、有資格者には優しくできてますね(笑)ってのは置いておいて、
まず副業で確定申告を考える上で押さえておくべきポイントは雑所得20万円までなら確定申告しなくても良いというラインがあること。
収入ではなく、あくまでも必要経費を差し引いた所得です。
私の場合、まだ今年も残り1ヶ月あるので、だいたいですが、
株で80万円くらい
FXで10〜15万円くらい
原稿料で20万円弱くらい
の収入になる予定です。
そして雑所得で完全なマイナスを出しているのが、ホームページやブログです。
サーバー代や独自ドメイン、WordPressのテーマなどで5万円位の初期投資を行ってほぼ未回収なのです。
株は源泉徴収ありの特定口座なので、申告不要です。
申告したらふるさと納税の上限額が上がるとか多少のメリットはあるんですが、面倒な気持ちが勝つのでやりません(笑)
じゃあ残りはFXと原稿料と、ブログだけです。
FXと株の利益は、損益通算できないなど、所得の項目によっては損益通算できない組み合わせも多いのですが、雑所得内の損益通算はできます。
いわゆる内部通算というやつです。
でもFXなどの先物取引に関わる雑所得等は例外なんですよね。ややこしい…。
私の場合はFXと利益とホームページ運用の損失は損益通算出来ないので別々に考えていきます。
まず、原稿料からホームページ運用等の必要経費を引くと、ゼロというかマイナスになります。
ん?10万円以上プラスじゃないのと思われたかもしれませんが、必要経費があるからマイナスになるんです。
FXやライター業であれば、必要経費と認められるのはセミナー代、書籍費、インターネットや携帯代の一部、パソコン購入費用の一部くらいでしょうか。
一部と書いたのは、私レベルの副業収入であれば、その携帯やパソコンは副業専用じゃないですよね!?というツッコミが入る可能性があるからです。
なので、携帯代とインターネット料金の2割ずつと、今年買ったパソコンの3割は、副業に使っているので経費として計上するといった感じで違和感のなく説明できるレベルに留めます。
ブログ収入が年間1000万円ある人であれば、この30万円のパソコンはブログ用で買ったので全額経費に入れますというのが認められたり、事務所の家賃を経費とすることができたり、接待交際費を計上できたりと、経費は売り上げの20%までとか明確なラインがないものがほとんどで、基本的に常識的な説明がつく範囲であれば認められることがほとんどです。
事業がすごく儲かっている人であれば、経費も多くなり、そのお墨付きをいただくために個人事業主であっても税理士を雇うケースもよくあります。
※税理士の顧問料も、経費に含まれます。
私の場合は、今年パソコンを買ったりはしていないので、それらの合計が年間で、2〜3万円くらいでしょうか。
その他セミナーなどにも全く行っていませんが、私の場合は書籍の領収書を山程持っていまして、自分で買った書籍だけで、年間30万円以上の領収書があります。
私が書籍にお金を使うのは親譲りで、両親も恐ろしく本を買う人達なので、一応その領収書も取っておいてもらっています。
私のだけで十分足りるんだけど一応ね(笑)
WordPressのホームページも書評ブログ…
原稿料のほとんどが不動産等の専門知識を必要とするもの…
もうおわかりですよね?
今まではお客さんに上様と書かれた領収書は全てあげていたんですが、私も税金が高くなってきたので、何とかその書籍費を自分で経費にできないかというのが、書評ブログを始めたキッカケだったんです。
今までお客さんの申告の雑用を手伝っている中で、ついでのように税理士さんに話を聞いていて、領収書のある書籍費は否認されにくいというのも確認済みです。
FXも同様で、利益が20万円くらいまでにおさまれば、書籍代や携帯代の一部位で十分所得ゼロにできる範囲内おさまります。
実際にFXに関する書籍もそれなりに読んでいますしね。
もちろん否認される可能性はゼロではないですが、まず年間20万円程度しか利益を出していない個人を調べ直すほど、お役所も暇じゃないはずです。
私から追徴取れても数万円なので、もっと調べなければいけない人は山ほどいるはずです。
私のお客さんでも派手にやっている人は、私にご馳走したというていで、年間100万円位の接待交際費を計上されていますし(笑)
※年に1度位、今年の投資計画の相談したいからご飯行こうとか、良い物件紹介してくれてありがとうとご馳走していただくこともありますが、何十枚もの領収書の裏に私の名前が書かれていたときは笑いました。
本当なら愛人のレベルでおごって貰っていることになります…
そしてたまに福岡と東京と北海道の別のお客さんと同時刻に別の場所で会食していることになっています(笑)
今日も出張はしていないんですが、祝日なのでどこか遠方に分身がいることでしょう。
そんな人もたくさんいるんだから、まず大丈夫だと思いつつも一応準備だけは万全にしておこう思っています。
利益1円から必要となる住民税の届け出も、一応所得ゼロの予定なので、しないつもりなんですがちょっと迷っています。
会社に副業がバレるのは別に問題ないし、というかFXやっていることは知っている人が多いので、住民税に変化あってもいいんで、多少は安全のためと払っておくのも手かなぁと。
月1000円くらいまでなら(笑)
私がこれからやるべきことは、
住民税の届け出をするなら一度帳簿と領収書をまとめているのを持って役所に行くこと。
それもしないなら、お小遣い帳レベルの帳簿と領収書の束を5年間保管しておくだけです。
その間、役所に何も言われなればすべきことはもうないはずです。
意外と簡単じゃないですか?